αGEL ソリューション
衝撃吸収
αGELの並外れた柔らかさと分子構造により、これまでにない衝撃吸収性を実現。
耐久性・安全性・幅広い使用温度範囲(-40℃~200℃)などの特長に、
磨き上げてきた独自の技術を加えることによって、最適な衝撃吸収ソリューションを提案します。
特長
- ●並外れた柔らかさ
- ゴムでは実現不可能な、並外れた柔らかさを持ち、生卵を18mから落下させても割らずに受け止めることができます。
- ●長期信頼性
- 耐久性、耐候性、耐オゾン性、耐紫外線性、耐薬品性などに優れています。さらに圧縮永久歪が小さく、へたりにくくなっています。10年以上の屋外での使用実績があり、他素材のゴム・スポンジなどと違い、劣化せず、柔らかさを維持します。
- ●幅広い使用温度範囲
- 温度依存性が低いため、-40℃~200℃の幅広い温度範囲で安定した性能を発揮します。
- ●他素材との複合、機能性の付与
- 要望に合わせたカスタマイズ対応が可能。形状や硬度の最適化、他素材との複合による機能性の向上、添加材による衝撃吸収性の向上などを実現します。
構造例・使用例
ビルの6階に相当する地上18mから生卵を落下させても、わずか2cm厚のαGELは、生卵を割ることなく受け止めることができます。
落下時にαGELがたわむことにより、衝撃エネルギーを変形エネルギーに変換させ、衝撃を吸収。
メカニズム
- 衝撃吸収とは
- ある物体が地面に落下した場合、落下した瞬間に大きな力=衝撃力が発生する。衝撃力の大きさは衝撃エネルギー(物体の衝突速度と重さに関係)に比例するほか、衝突面の材料特性にも左右される。衝突面が剛性の高いコンクリートやアスファルトなどの場合、応力の発生時間(作用時間)が短く、最大衝撃力が極めて大きな値となるが、作用時間を長くするような素材を衝突面に使用することで最大衝撃力を低くすることが出来る(図A参照)。このような材料を衝撃吸収材とよび、衝撃吸収材の変形および応力発生状況は下図のようになる(図B参照)。
- A→B→C;落下物が衝撃吸収材に衝突し、衝撃吸収材が圧縮変形される工程。衝突(A点)、最大衝撃力(B点)、最大変形(C点)
- C→D;落下物が最低到達点(最大変形)を過ぎ、衝撃吸収材の反発力で押し戻される工程。衝撃吸収材からバウンドして離れた点(D点)
- 落下物を衝撃力による破損から守るためには、B点の衝撃力すなわち最大衝撃力を小さくすることが重要となる。落下物の衝撃エネルギーは、B図のWa+Wbに相当する衝撃吸収材の変形エネルギーに変換されることになり、最大衝撃力を低減するためには、変位量を大きくかつ出来るだけWa+Wbが大きくなるような衝撃吸収材を選定することが重要となる。
主な用途
製品情報
- ゲルシート
(θタイプ) - 柔らかさと機械的強度を両立させた耐久性に優れたシリコーン製の衝撃吸収シートです。
品 名 | ゲルタイプ | 仕 様 |
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θゲル | θ-7 | ゲル単体 PETフィルム付 粘着材付 パウダー付 非粘着処理 |
θ-5 | ||
θ-6 | ||
θ-8 |
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