

当社は、1948年の創業以来約70年にわたり「技術開発型企業」として、世界の人々に「豊かな生活」を提供すべく、社員一丸となって取り組んでまいりました。1974年に上市した曲面印刷法「CUBIC PRINTING(キュービックプリンティング)」、1984年の多機能素材「αGEL(アルファゲル)」、2001年の介護・福祉用品「αPLA(アルファプラ)」、と言う3つの主力商品や技術が、今も多くのお客様にご愛顧頂いていることを嬉しく思うとともに、皆様のご支援に深く感謝いたしております。
一方、近年ではより質の高い商品をこれまでとは違った分野でも手に入れたいと言ったご要望が非常に多くなってまいりました。こうした声を背景に、多機能素材では、αGELの可能性を建材や車載等の分野へ向けて新製品を開発。介護・福祉用品では、要介護者向け事業を通じて得たノウハウを健康志向の一般の方々にお届けする取り組みを開始いたしました。曲面印刷においても、意匠性や機能性に対するお客様のニーズの深まりを捉え、これまでにない展開を目指しております。さらに、より積極的なグローバル展開も図っており、生産拠点の新興国への進出に止まらず、先進国で成功したビジネスモデルの新興国市場への横展開等も含め、対象国の急速な成長に貢献してまいります。
こうした戦略展開を反映し、この度当社は新たに「タイカは次代を拓く技術と発想によって、世界中に驚きと感動をとどけ続けます」との企業理念を定めました。これは、従来の概念や手法に固執せず、世の中の期待を大きく上回る価値を創造し続けていく、と言う決意を表明したものです。この企業理念に込めた想いを胸に、将来を見据えた新たな挑戦を続けてまいります。
皆様には、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 鈴木 大登