新たな価値を生み出す挑戦
新製品を生み出すとき、2つの流れがある。既存技術から展開するプロダクトアウト。何が売れるかから発想するマーケットイン。しかしタイカはそのどちらでもない。世の中を見つめ、社会を見つめ、人を見つめる。そして課題を発見し、アイデアと技術力で解決していく。言わばプロブレムインである。大切なことは「誰かのために、なにができるか?」と問い続けること。それがやがてビジネスへと変わり、新たな価値へと変わっていく。それは同時に、製造業という言葉にこびりついた常識を変えていく挑戦でもある。
カンボジアプロジェクト
モノをつくるだけがメーカーじゃない。飲食ビジネスへの参入。
タイカではカンボジアに製造工場を建設。その工場で働く現地社員を「Team Taica」の一員として捉え、発展途上のカンボジアとともに成長していきたい。そんな想いから、現地の雇用を創出するため飲食ビジネスの展開を計画。メーカーという枠を越え、新たな事業に挑んでいる。
スポーツで応援する。タイカ製品を活用した、ボルダリング支援。
タイカでは新興国において、スポーツ振興にも力を入れている。その一つがボルダリング支援。タイカのαGELを用いた新しいボルダリングマットを寄贈したり、カンボジアの国家レベルでの大会に特別協賛という形で参加するなど、αGEL技術を通じたサポートで、カンボジアのスポーツを応援している。
カンボジアの女性に夢を。女子サッカーチームの発足。
カンボジアは世界的にもジェンダー不平等の課題が残る国。カンボジアで生きる女性の立場を押し上げたい。そんな想いから、2017年には社員による女子サッカーチーム「Taica Soben FC」(タイカの夢)を発足。ジェンダー平等推進施策に貢献するとともに、女子サッカーのレベル向上に努めている。
新たな取り組み
防災業界への進出、次なる未来を目指して。
タイカが扱っていたウレタン製の素材からヒントを得て、防災・災害対策用品「でるキャップ」を開発。防災業界という新しい市場へ進出している。軽量かつ衝撃に強く、いざというときに安全を確保できる製品であり、既存事業を活かしたさらなる展開にも注力している。
可能性のトビラを開く、業界初のメイカソンの開催。
DMM.make AKIBAと手を結び、業界初のメイカソンを開催。「αGEL+あなたのアイデアで生活を豊かに 」というコンセプトの下、一般の方を集めてアイデアを公募し、それを製品として形にするイベントを実施。既存製品の認知度向上と、あらたな可能性を広げていく取り組みにも挑戦している。
製造業のイメージを変える、社内でのさまざまな取り組み。
汚れた作業着と、油にまみれた工場。そんな製造業のイメージを覆すことも、タイカの挑戦の一つ。社内環境の変化にも取り組み、応接室やエントランスの改修や、「タイカの香り」をオリジナル作成し、名刺に付与。さらに身だしなみ向上運動として、マナーについての情報発信、研修も行なっている。