HUMAN

president 大義さえあれば、
製造業がうどん屋を
やっても
いいじゃないか。

代表取締役社長
鈴木 大登

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製造業はあくまで手段。
求められることに挑戦する。

「日本のために、お前はなにができるんだ?」
幼い頃、軍人だった祖父から言われ続けた言葉です。経営者となったいま、その言葉の意味を身に染みて理解できるようになりました。人は「自分のため」では限界がある。自分の想いが他の誰かに向いた時、新たな発想やエネルギーを生み、それが新しいビジネスへと変わっていきます。例えばタイカは2019年、カンボジアでうどん屋を開業することになりました。素材メーカーが飲食ビジネスをするというのは、一般的なセオリーでは想像もできないはずです。カンボジアには私たちの工場があり、そこで働く現地の仲間たちがいます。彼らの未来を考えたとき、私たちにできることは他にないのか。さらなる雇用を創出することで、お世話になった仲間たちに恩返しがしたい。そんな想いから、このプロジェクトが動き始めました。製造業ではなく、求められることに挑むこと。それが私たちの考える、新しいメーカーの在るべき姿です。

「自分のため」ではなく、
「だれかのため」という夢を。

1日約8時間、それを40年以上も続けていく。この「仕事」というものを考えた時、お金や生活のためだけで、果たして本気で熱意を注げるのでしょうか。会社は学び舎であり、そして夢を具現化する場所でありたい。せっかくならば、他の会社ではできない経験をしてほしい。私は、中国やカンボジアなどの拠点に出張すると、必ず現地の仲間たちとサッカーの試合をします。いわゆる「仕事」という常識にとらわれず、普通の会社ではやらないことにもチャレンジしていくことで、さまざまな学びを得てもらいたい。またそれは同時に、現地の人へ驚きと楽しさを提供することにもつながります。大切なのは、「どんな仕事がしたい」とか「どんなポジションになりたい」といった自分本位の発想ではなく、「だれかのために」「だれかと一緒に」という夢を持つこと。その「だれか」という視野が、共に働く仲間、日本、そして世界の人々へと広がったとき、私たちは本当のグローバル企業になれると思います。

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