入社以来ずっと、想像もして
いなかった景色を見続けている。
私は元々理系学部出身で、研究職を志望していました。しかし入社直前に起こってしまったのが、「リーマンショック」と呼ばれる世界的な不況です。不況の煽りを受け最初の志望どおりにはならず、私はタイカで事務職に就くことになり、任された職種を頑張ってみることにしました。最初は業務部へ配属となり、そのあと人事総務部へ。人事総務部歴は長いのですが、この部署の中でも、新卒採用をやったこともあれば、総務・庶務を担当したことも。教育研修、給与計算、安全衛生担当、社内規程の整備など、とても多くの仕事を経験させてもらっています。中でも印象的だったのは、入社5年目にカンボジアの工場立ち上げに際し、現地で採用活動を行ったことです。面接企画のサポートや、採用イベントに合わせて説明用の自社製品を持参したりしました。滞在は1週間ほどでしたが、現地で建設中の工場を直接見ることができ、工場立ち上げの過程に自分も関われたと実感できました。こんなふうに多岐にわたる仕事に携わることは、私には非常に向いていたと振り返ることができます。未経験のことへコツコツ取り組んで、新しいことを身につけるのは、とても楽しい。次はどんなことができるようになるのだろうと期待をしながら、仕事に向き合ってきたような気がしています。