自分もデザインも、
可能性は広がり続ける。
技術やデザインの開発に対して理解があり、柔軟に挑戦させてくれるのがタイカの良いところ。例えば、プラスチックではない、鏡やメッシュ素材への水圧転写*が可能かどうかを実験したことがあります。製品化には至らなくても、実際にどうなるのかを目で見て確かめることができ、これから展開される製品への落とし込みの参考になりました。また、こうした新しいことへの挑戦と同じくらい、これまで手掛けたデザインのアイデアをストックしておくことも大切にしています。全世界で同時に同じデザインがトレンドになるというわけではなく、地域ごとに数年のズレが発生する場合や、地域の特色に合わせてアレンジされることが多いため、アイデアの引き出しがあれば「あの時の、あの国に合わせて考案したデザインが活きるかもしれない」と、お客様への提案の幅を広げられる。そのバリエーションの豊富さが、よりエンドユーザーにとってベストな製品づくりにつながるのだと感じています。「やってみたい」「つくってみたい」と思ったことは形にできる環境が整ったタイカ。現在は、キュービック営業部の業務がほとんどですが、今後は事業部を超えて製品のデザインに携わり、より多くの人にワクワクしてもらえる瞬間を届けていきたいと考えています。
※水圧転写…絵柄を印刷した特殊なフィルムを水面に浮かべ、水圧を利用して材料に絵柄を転写する手法。