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技術用語集 誘電率

【誘電率】

誘電率とは分極のしやすさ (蓄える電気量の大きさを示す) のことをいい、絶縁体としての性能を評価する一つの基準となります。
コンデンサーの場合を例にとると、極板間に絶縁体を介在させて電圧を印加した場合、電気は通しませんが分子内で正負の電荷が分離する分極という現象が起こることで電気を蓄えられるようになります。このとき、蓄えられる電気量は電界の強さと極板の面積に比例して大きくなりますが、この際の変化率のことを誘電率といいます。誘電率が高くなると蓄える電気量も大きくなります。
一般的には、誘電率より比誘電率 (絶縁体の誘電率と真空の誘電率との比) がよく用いられています。比誘電率の値が小さいことが絶縁体に望まれます。
また周波数および温度に依存する値であるため、使用上の注意が必要となります。

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