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技術用語集 防振するための具体的な方法

【防振するための具体的な方法】

対象となる装置と基礎の間に、金属バネ、防振ゴム、空気バネなどを設置することで防振が可能となります。
防振を考えた場合、ある周波数のみの振動が問題であり、尚かつある程度高周波の振動であれば、簡単に防振できます。
しかし、一般的に振動はいろいろな周波数の振動が重なり合い、低周波~高周波まで広範囲な周波数成分が含まれています。
これを防振する場合、防振材と上に乗る装置の共振周波数をなるべく低くし、高周波側のカットできる周波数領域をなるべく広くする方法があります。
この方法では金属バネ,空気バネは非常に適した防振材ですが、両方とも減衰機能を持っていないため、別に減衰機構を付加する必要があり、空間が必要、価格が高くなるなどの問題があります。
防振ゴムは材料そのものが内部減衰を持っており、形状が簡単で小型化が可能なこと、3方向のバネとして機能することなどの特徴があります。反面、共振点を下げることが難しい、ヘタリが発生する、温度によって特性が変化するといった、耐熱・耐寒性などの問題があります。

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