技術用語集 b*（a*、L*）

【b*（a*、L*）】

物体の色を表すためにL*a*b*表色系が最もよく使用されており、国際規格やJIS Z 8729にもこの表色系が採用されています。
L*a*b*表色系では明度（明るさ）をL*、色相と彩度を表す色度をa*とb*で表します。a*は赤紫から青緑の間の度合いを示し、プラスになるほど赤紫が強く、マイナスになるほど青緑が強くなります。これに対しb*は黄から青の間の度合いを示し、プラスだと黄が強く、マイナスだと青が強くなります。このうち、b*は樹脂の黄色味や経年劣化による黄変の状態を表現する指標の一つとして使用されます。