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技術用語集 反発弾性率

【反発弾性率】

反発弾性率とは物体の衝突時に、材料が吸収するエネルギーを表す指標であり、所定質量・高さの落下物を試験片に衝突させる際に、衝突時,跳返り時に物体が持っているエネルギーの比のことです。
反発弾性率の測定方法はJIS K 6255で規格化されており、振子を用いて落下及び反発の高さから値を算出するリュプケ式反発弾性試験と固体円盤を用いて落下及び反発の角度から値を算出するトリプソ式反発弾性試験があります。
荷重Wがh1の高さから落下し、試験片に衝突してh2の高さに跳ね返ったとするとゴム材料に吸収されたエネルギーE及び反発弾性率R(%)は次式で表されます。

これらの式から、落下及び反発高さを測定すれば反発弾性率を算出できます。
R=0(%)で落下物は反発することなく静止し、R=100(%)では落下位置と同じ位置まで跳ね返ってくることを表します。また、(100-R)%はゴムの内部摩擦によって熱エネルギーに変換されます。一般的なゴム材料の反発弾性率は温度の影響を著しく受けますが、弊社ゲルは温度による影響が少なく、さらに高ダンピングであるという特長を併せもっています。

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