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技術用語集
熱伝導率
【熱伝導率】
熱伝導率は物質に固有の物理量で、熱の伝わりやすさを表します。単位はW/mK。またその逆数を熱抵抗率と呼びます。
伝導によって伝わる熱量は二つの物体の温度差が大きく、距離が近く、そして接触面積が広いほど大きくなりますが、物質の種類によって流れる熱量は大きく異なります。
金属のような電気の良導体では主に伝導電子によって熱が運ばれ、絶縁体では格子振動(フォノン)が熱伝導の担い手になります。熱伝導には界面の形状も重要で、ガラスのように平滑な表面では手を置くと接触面積が大きくなるので熱が伝わりやすく、冷たく感じますが、木材のように凹凸のある表面では手を置いても接触面積が小さくて熱が伝わりにくく温かみを感じるということが起こります。
代表的な物質の熱伝導率を以下に示します※理科年表 第84冊 物54(410)
(単位: W・m-1・K-1) | |
ダイヤモンド(C) | 1000 - 2000 |
銀(Ag) | 420 |
銅(Cu) | 398 |
鉄(Fe) | 84 |
水晶(SiO2) | 8 |
ガラス | 1 |
ポリエチレン | 0.41 |
シリコーン(Qゴム) | 0.16 |
木材 | 0.15 - 0.25 |
空気 | 0.0241 |
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