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技術用語集 クロロプレンゴム

【クロロプレンゴム】

クロロプレンゴムは、クロロプレン(CH2=C(Cl)-CH=CH2)の重合によって得られる合成ゴムです。略称CR、デュポン社の商品名ネオプレンも良く知られています。
1930年にアメリカ・デュポン社のカロザースが開発した非常に歴史のあるゴムです。カロザースはシュタウディンガ―の高分子説を合成反応の側から実証するために1928年から高分子量体の合成を試みていましたが、上司のボルトンのアドバイスもあり、アセチレンを二量化したビニルアセチレンに塩酸を付加したクロロプレンの付加重合に成功し、1931年には工業化されました。
クロロプレンゴムは、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐油性、耐薬品性に優れており、バランスのとれた性質から広く利用されています。

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