技術用語集 オプティカルボンディング

【オプティカルボンディング】

電子ディスプレイの空気層（エアギャップ）を高透明材料で埋める事によって、視認性を向上させるための技術です。空気層とはカバーパネルとタッチパネルや、タッチパネルと液晶ディスプレイ（LCD）の間などを指します。
この空気層の屈折率は1.0、ディスプレイを構成する材料は1.4～1.5程度であるため、その界面で反射が生じます。この反射は屋外など外光にさらされる状況において、視認性を悪くする原因となります。
この空気層をディスプレイ材料の屈折率（1.4～1.5）に近い材料で埋めることにより、反射を大幅に低減させることが可能となります。オプティカルボンディングの材料には透明性、密着性、耐黄変性に優れた材料が適しているとされています。
現在、オプティカルボンディングはモバイル機器をはじめ、医療用、産業用、車載用と多くのディスプレイに使用されています。